日記のつもり E月


6/12 おごれるものもひさしからず、ただ春の夜の夢の如し。

 さて、今日は体育の話を。

まぁ前にも説明しましたが、ぼくは体育のガイダンスで大変な事になったわけで、

その原因とも言えるTシャツがあります。

僕のところの大学は体育の時間には全員が大学のTシャツを着なくてはいけない決まりがあります。

まぁ、実際の所なれてくればそれほど大きな問題ではないそうですが。

僕が聞いたとき先生は「大丈夫、許容範囲だから」と言ったのですが、

3Lまでしか準備されていませんでした。

……まぁ(きついですが)何とかなりました。



 体育は前期後期で競技を変えなくてはいけません。

僕の場合はバドミントン・バスケを選びましたが、

ゴルフ・スキー・スケートなどちょっと特殊な物もあります。

(スキー・スケートは合宿で、5日間で単位が取れます。(有料ですが))









 実は中学校の頃バドミントン部でした。

という事でバドミントンは(一般人レベルで見れば)得意なスポーツです。

もちろんマイラケットも持っています。

バドミントンをちゃんとしたコートで行うのは実に4年ぶり。



初日、やる気MANMANな僕はもちろんマイラケットをもって体育館に。

いつもなら10分の遅刻ですめばいいほうの僕が、

10分前には到着。着替えをすまし、五分前に準備完了。

マイラケットを持ち、いざアリーナのドアを開けると……














女子ばっか。(26人)
















男4人














もちろん俺が四人目























マイラケットは僕一人















やる気空回りです。

まぁでもバドミントンができればいいか。

先生がやってきました。

(ちなみにこの先生は体操でインターハイ出場経験あり)

「さ、やろう」













一週間後。















「よし、かったぁ!!」

先生を倒してNo,1になった俺。

敵はもういない!









ひまだなぁ……


6/7 沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。

 引き続き意味は無いです。








 前回に引き続き大学の話を。

先月に出した日記に履修する授業を書きました。

月曜の四時限目に「マンガ論」というものを取っています。

 これはもともと文芸学科の授業なんですが、他の学科でも取れるという授業です。

いわゆる一般教養とも違います。あくまで文芸の授業です。

 授業はマンガの読み解き。まずはつげ義晴氏のマンガを取り上げました。

講師は清水正氏。この先生は「自分で書きたい物を本にする。」という考えの持ち主。

でも定価を下げている為印税はあまり入っていないらしいですよ(本人談)

 そして、この前宮沢賢治の童話を読みました。

「ダァリアとまなづる」という童話。

 花の女王になろうと思っている赤いダァリヤとその側近の黄色いダァリヤ、

そして観察者であるまなづる、何も言わない白いダァリヤが織り成すストーリー。

赤いダァリヤは「あたしの光でそこらが赤く燃えるようにならないくらいならまるでつまらない」

「まるでつまらないわ。誰もまだあたしを女王さまだとは伝はないんだから」

という、いわば○姉妹のおねぇさんみたいなひと。

唯一の客観的立場にいるまなづるに「あたしずゐぶんきれいでせう。」と聞くが

まなづるは「ああ、きれいだよ」「ずいぶんひかっていますね」と軽くあしらう。

そしてまなづるはその端でさいている白いダァリヤに丁寧に挨拶をする。

 そのうち赤いダァリヤに黒いぶちぶちができてしまう。赤いダァリヤは嘆き苦しむ。

そこに人間の男が「これが俺達の親方の紋だ」と枝を折りもっていってしまう。

赤いダァリヤはぐったりとなってその手の中に入って行く。

THE END

 ……という物語。

……よくわからん。さすが宮沢賢治。

読めば読むほど不思議な物語。何が言いたいのかがわからない。

というより、表面に出ていないがために、色々考えてしまう。



 授業ではまず解説を少ししたあと、ダァリヤ、まなづる、男を演じる事に。

……まぁ簡単にいえば劇です。セリフの部分を言ってみるという感じ。

もちろんこんなものをやりたがる人はすくない。

先生はまず「私は赤いダァリヤだと思う人。」と手を上げさせました。

赤いダァリヤは「私が一番美しい。みんななぜ気づかない!?」というタイプ。

もちろん手を上げる人などいません。唯一上げそうな人は今日は欠席。

「では黄色いダァリヤだと思う人」黄色のダァリヤは「一番ではないが私も美しい。」タイプ。

これもだれも手を上げません。

最後「白いダァリヤ」。清楚、純潔、純粋、気高いなどが似合う感じです。

これもいません。

やはり日本人的な考えでしょう。「自分が美しい」と言うのはおろかだ、という感じ。

しかたないので「どれか一つ選びなさい」といいました。みんな黄色いダァリヤに手をあげます。

その中から二人えらび、あと赤と白は強制(笑)

「そしてまなづるは……じゃ、君。」

なんとまなづる役に。よくわからぬまま壇上へ。

「はい、スタート」




黄1「お日様は、今日はコバルト硝子の光のこなを、すこしよけいにお撒きになるようですわ」

黄2「あなたは今日はいつもより、少し青ざめて見えるのよ。きっと私もそうだわ」

黄1「ええ、そうよ。そしてまぁ」(赤いダァリヤをみて)

黄1「あなたの今日の御立派な事。あたしなんだかあなたが球にもえだしてしまうようなきがするわ」

赤「こればっかしぢゃ仕方ないわ。あたしの光でそこらが赤く燃えるようにならないくらいなら

  まるでつまらないのよ。あたしもう本当に苛苛してしまうわ」

ま「ピートリリ、ピートリリ」

赤「まなづるさん。あたしずいぶんきれいでしょう?」

ま「ああきれいだよ。赤くってねぇ」

白いダァリヤに向かう

ま「今晩は」(声を低く)






 と、これが第一幕。

………いいましたよ、「ピートリリ」。

みなさんも口にだし、身体を動かしながら言ってみましょう。






さん、はい















ピートリリ












……どうですか。

わかりますか、難しさが。

そして恥ずかしさが

こんな感じで第六幕までまなづる役。

言っておきます。

演技は恥ずかしさをすてたほうが勝ちです。







 こんな感じで何回もくりかえして人に演じさせました。

実はこのマンガ論には映画学科演技コースの人がいて、

その人がかなりのイケメン。

そして、やっぱり演技力も(普通の人に比べると断然に)あり

マンガ論では有名な人です。

この人が真鶴をやったりもしました。

この人が赤いダァリヤをやったりもしました。

その横の黄色いダァリヤは僕でしたが。











この授業でもなぜか先生に目をつけられ

僕は高指名率をほこります(泣)













結局マンガ論でも














一番有名なデブですよ、ええ。

ふぅ。

(でも結構たのしかったりします)


6/5 祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。

 意味は無いです。






 さて、六月ですね。この頃毎日一回は雨を見ます。

もう梅雨入りですか。はやいもので。

大学入ってそろそろ二ヶ月です。

色々ありましたなぁ。









 大学の新入生ガイダンス。説明ばかりでつまらないものです。

 途中体育のガイダンスがありました。

ここでは「体育はスポーツをやる時間ではありません。教育です!!!!

と叫ぶ先生がいました。芸術学部にいる必要が見当たりません

最後「何か質問がありますか」ということに。

数人が手を上げ、質問をしていました。

「ほかに誰かいませんか?」どうやらいなくなったみたいです。








「はい」

手を上げた人がいました。










………僕ですが。














「すみません……





















体育着のサイズですが


















Lの数が少ないと困るんですけど。」




















……会場大爆笑。僕は放心。なんだか自分でない自分がしゃべっているのを見ているようでした。



さっき叫んでいた先生が笑いながら









どれくらい必要なのだね!?」とユニークに返してきました。




















僕は少し考えて


















三つか四つあれば。」

















………会場大爆笑

……僕はいったい何を言っているんだろう……













それぐらいなら大丈夫許容範囲だから。もっとおおきいひともいたことあるし」

いまだに笑っている先生が返答していましたが、なんだか遠く感じました。











 別に普通にきけばよかったんですよ、「体育着のサイズはどれくらいですか」って。

自分でも良くわかりません。

たぶん、笑いの神様が僕に降臨していたか

僕自身が笑い無しの質問を許さなかったのでしょう。

一応確認しておきますが

けして狙ったわけではありません。

ただ、ちょっとユニークに質問したかっただけです…
























そしてカーネル君は入学二日目で芸術学部で

一番有名なデブになってしまいましたとさ








そして












ついこないだまで





















指を指されて笑われていましたとさ




例)

 僕が歩いていると後ろで気配がしました。

「?」

僕が振り向くと二人の女性が僕を指差しているようでした。

僕が振り向いたのをみてすぐに目線をそらしましたが

明らかに



















あれがガイダンスのときの3Lの人よ

といっていました。





















 lll○l ̄l_


6/1最近思った事。

カーネルです……気づいたら五月も終わってます……

カーネルです……携帯を買えました……でもまた802SEです……

カーネルです……気づいたら15万円がありません……

カーネルです……体重が110kgを切りません!!……

カーネルです……PS2が動かなくなってきました……

カーネルです……いつも手が汚れています……

カーネルです……大学で指差されて笑われます!!

カーネルです……周りが18歳ばかりで時々ついていけません……

カーネルです……カーネルです……


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