SD戦国伝
機動武者大戦
記念すべき第十回にガンダムを持ってくる。
それがＭＹ ＷＡＹ。
というわけで、今回も引き続きＰＳです。
あ、もちろんダメゲーですよ。
機動武者大戦はファミコンの頃からの｢ＳＤ戦記」の亜流というか、
むしろＢＢ戦士です。僕らの年代でＢＢ戦士を買ったことがないという男子は多くはないと思います。
小学校低学年の頃、友達のお誕生日会があるたびに
母親から500円をもらい｢プレゼントを買ってきなさい」といわれ、
何の迷いもなくBB戦士を買ってきたものです。
これはさすがに僕の周りだけかと思いもしますが。
ちなみに、このゲーム、僕の家にPSが来た時に最初に僕が買ったソフトです。
その頃、頑駄無の中でもｺﾞｯﾄﾞ頑駄無(漢字が出てこない)が好きで、
特別版にはなんとメッキバージョンのゴッド頑駄無がついてくるというではないですか。
買うことが決定しました。
さて、帰ってきてプレステ初ソフトとして起動してみました。
｢太古の時代･･･光と闇が戦いを繰り広げる戦国の時代があった･･･｣
プラモデルについて漫画のコマを使い永井一郎のナレーションをあわせて、
絵にも加工を加え、また、音を付けてかなりおもしろい動く漫画になっていました。
そこに永井一郎のテンポよく流れるナレーションがそれを物語として完成させる。
大御所の偉大さと演技のうまさを感じました。
･････・もしかしたらこのゲーム、当たりかも。
僕はそう思い始めました。････後に間違いと気付くんだが。
ゲームはSLG、つまりシュミレーションです。
FCの時代を知らないと、｢スパロボのぱくりだな･･･」と考えがちですが、
よくよく考えると、｢SD戦記」として、武者の物語も出ていましたので、
その流れとしてはぱくりではないと考えてもいいと思います。
(というか、シュミレーションゲーム自体でべつにパクリも何もないんですけどね)
まあ、そもそもSD戦記自体もゲームバランスが大変なことになっていた記憶が･･･
さて、話をもどしますと････スタートしたんです。「はじめから」をぽちっとな。
ロードして候 しばし待たれよ
････あ〜ロード画面だな。ふ〜ん。
「時は戦国。若武者の･･･」
最初の説明か。ふむ。
ロードして候 しばし待たれよ
また、ロードか。仕方ないのかな。
やっと最初の戦闘か。よし、まずはこっちのステータス画面をだそう。これかな･･･
ロードして候 しばし待たれよ
･･････え？ステータス画面にいくのにロード時間があるの？
やなゲームだなぁ･･･
やっとステータスがでた。････確認完了。フィールド画面に戻ろう。
ロードして候 しばし待たれよ
･････フィールド戻るのにもロードじかんがあるんだ…
よし、攻撃だ!!いけぇ!
･
･･キュ（←ＰＳの音）
････ｷｭﾙﾙ（←ＰＳの音」
画面が戦闘画面に。
「食らえ!○○（技名）」（←味方のセリフ」
ｻﾞｼｭｯ!（←音）
「ぎゃああ!やられた！」（←敵のセリフ」
･
・・キュル（←ＰＳの音」
フィールド画面に。
･･･････時間がかかり過ぎる!!!
毎回毎回そんな調子でいつまでたっても進んだ気がしない。
･････とりあえず続ける。
（省略）
「いけ!○○（技名）」
ザシュ!
「うげ!今回の所は勝負をあずけたぜ！」
（中略）
お、ボスをやっつけた。よし、次のステージに。
ロードして候 しばしまたれよ
･･･はぁ。よし、次いってみよう。
（省略）
「我等に倒される事を光栄に思うがいい!ゆくぞ、○○（技名）!」（←敵のセリフ」
ズバン！
「…うぐぐ、これしきで参るものか！」（←味方のセリフ）
（中略）
･････あれ･･･よく見てみると、セリフがみんな同じだ。
技のところだけちがう。
敵からダメージを食らった時も。
ゴットも光鬼も雷鳴も獣破もビクトリーも鋼丸も（知らない人はチンプンカンプンでしょうが）
敵が死ぬ時もほぼ一緒。
さすがに雑魚とボスはすこし違うけど･･･
敵の女キャラは全員自分の事を「わらわ」というし。
また、味方のキャラが弱すぎる。
というのもレベル上げが追いつかない。
戦闘の数は限られていて、さらにこのゲームはすべての味方キャラがフィールドに出ます。
すべてのキャラにまんべんなく経験値を与えようとすると一人当たりの経験値はすくないです。
そのため、レベルがかぎられるのですが･･･
ところが新しいキャラクターはその平均値とは離れた素晴らしいレベルで入ってきます。
となるとそのキャラクターだけ強いということになります。
そしてやっと平均値がおいつくとまたあたらしいキャラが･･･の繰り返し。
途中に出てくる、題名にもなった機動武者ですが･･･
下半身が地面に埋まっていて上半身しか出てきません。
しかも20数ステージ中2ステージ。
なんて説明したらいいんでしょうかね･･･
･･･えっと、ヒーローショーで「○○ロボが後楽園にやってくる!!」ってCMをみて
いざショーにいってみるとやけに四角くて足や首とかがまったくうごかない、
目だけ光るハリボテがでてきますでしょう？
アレ。
（世の中の人全員がいったことがあるように言うなよ･･･）
最後のステージも最後に入った風雲再起（馬）がかなり活躍しました。
世界は馬に救われました！！もちろんセリフは「ヒヒーン！」
で、なんとか最後まで耐えるいくことに成功。
敵がやられた時の中ボスのセリフがすべて
敵:「･･･故郷がみたかった･･･」
……あれ？俺って悪？
そしてエンディング。
･･････最後の最後で「敵も味方も仲良くしよう」と
ビクトリー大将軍が水戸黄門がごとくまとめて終わり。
･･････おい！そんなもん見る為に「ロードして候」に耐えていた訳じゃない!!
俺の時間を返せぇぇぇぇ!!
俺的総合評価 ★★☆☆☆
オススメ度 ★☆☆☆☆
一言
時間が余っている人へ。
もしくは
時間を待てる人へ。
P,S
ここからは武者頑駄無に記憶がある人へ。
それ以外の人にはわからないと思います。
まず、このゲーム、現役を引退したはずの烈空と烈破がでてきます。
なのに烈光と轟天はどこへやら･･･まあ、ニ代前の人たちですし。
また超将軍もぜんぜん現役で戦います。
が、上記の理由でものすごく弱いです。とくに酷いのが光鬼。
一番最初に出てくるので弱まってしまいました。僕は大好きなキャラなのでかなり使ったのですが･･･
まあ、一代前の人たちですし。でも烈空と烈破の方が全然強いです。
（はっきり言って七人で挑んでも多分勝てません）
また、風雲再起がマスターより強いです。
レベルも上。･･････飼い主も大変です。
コミックスでちょっとだけでてきた「風林火山四天王」と鋼丸が出てきます。
間のストーリーなんでしょう。
とりあえずあのころに武者伝を読んでいて、結構好きだった人には
データーCDとして買うならいいと思います。
もし、ゲームを楽しむ為に買うとするならば、やめましょう。
相当時間に余裕を持てる人にしかオススメできません。
でも、最初のオープニングだけは本当にオススメ。