日記のつもり 九月


9/21 劇団青春事情 第二回公演 「レインボウ」 そのB

 二日目は14:00からと19:00からの二回公演。

二日目、なんとか30分の遅刻ですみました(爆)

 すでに一回本番を成功させたので、精神的には楽。

しかし、大変なのは体力。

なぜなら照明/音響ブースにはクーラーなし!!

しかも機材から熱がガンガン!!

そんな状態なのに飲食禁止!!

汗だらだらかきながら作業を繰り返します。

休憩のたびに1L近く飲み物を飲んでましたね(笑)

普通はブースにもクーラーがあるもんなんですが…

しかも昨日の写真で見たでしょうが、結構狭い。

そんな所に僕と照明さん、裁判長、演出のMさんの四人。

四人とも汗だらだらかきながら本番。

体力的にきつい。





 しかし、内容は回をこなす事に慣れていってよくなっていきました。

昼も70人ものお客さんがきて、夜はなんとまた103人ものおきゃくさん。

千秋楽はかなり大盛り上がりで終了しました。

僕も最後はまったくミスもなく、なんとか役割を果たしたかな、と満足できました。








 片付けもすぐ済み、打ち上げです。

もうドンちゃん騒ぎ。

僕は運転なので一杯も飲みませんでしたが、楽しいものでした。

お開きになったのはなんと朝6時(笑)

僕は五人をおくることになり、眠くなりながら運転して送っていきました。

最後の一人を送ったらもう11時。

さすがに体力的に無理なので仮眠してから帰りました。

もちろん、家に帰ると即就寝です。

いやぁ、大変だったけど、たのしかったです。

それにとても勉強になりました。次回の公演の時もぜひ参加させて頂きたいですね。

でも次回は三月の末になりそうだそうで。

……引越の繁忙期なんですけど……

できれば五月ぐらいがいいなぁ…なんておもったり思わなかったり……(笑)


9/20 劇団青春事情 第二回公演 「レインボウ」 そのA

 ずいぶんと間があいてしまいました…色々あったんです…(単にサボっていただけ)

どこまで話しましたっけ?



 さて、徹夜明けで当日を迎えました。

なんで徹夜したかは↓の日記を読んでね。

 不思議と眠くないという変な覚醒状態になりながら(笑)車に乗りました。

この日、大道具(舞台のセット)を運ぶのを頼まれていて、

8時ごろ出発して、大道具さんを迎えにいくことになっていたのです。

 九時ごろ、王子で大道具さんを車にのせて、今度は東十条の貸し倉庫に荷物を拾いに行く。

予定では一回では乗らないので二週するものでしたが、

それでは11時にはどう考えても間に合わないので、

ここで引越しで鍛えた腕をみせてやる!!

……そしたら乗るもんだね。

まぁ、舞台監督さんは「乗った!?……ホントだ……」とびっくりしていたが(笑)

やっぱり引越ししていると積み能力もあがるもんだね。




 さて、大道具も無事はいって、舞台設営の時間。

僕はといえば…ミキサー周りは準備したけどスピーカーが設営の邪魔でできず

手持ち無沙汰。

仕方ないので寝ることに(笑)

そりゃ寝ますよ、ええ。

ちなみに準備している様子




 一時間ぐらい熟睡のすえ、起きると今度は照明さんの調整時間に。

照明さんの調整時間は三時間取られています。

音響の時間は30分。

たいへんだなぁ、照明って……

 照明さんの間をぬってスピーカーを立てて準備完了。

後は音響の時間に音量のチェックだけすれば終りです。






 音響の時間。

演出のMさんにお願いしてレベルチェック。

やっぱり30分しかかかりませんでした(笑)


今回の寝床戦場

手前にマイク、ミキサー、奥にアンプ、CD、MTRがあります。

一番手前に少しだけ見えるのが照明の卓。








 そして、ついに音・照明のきっかけ合わせの時間。

昨日準備したSEの初披露。

わかるでしょうか、この意味。

そう、SE流すの初めて。

そして、メインオペレーターは二年ぶり。

さて、どうなったか?

そう、大パニック(爆)

メダパニ状態の僕は全くタイミングが合わない。

別に右手でスイッチ押して左手でつまみを上げる作業ぐらい簡単なはず。

しかし、それが全く出来ない。

照明さんとタイミングを合わせることもものすごく難しくかんじてしまう。

五回ぐらいやり直して、やっと落ち着いてきた僕。

一回落ち着いてしまえば何とかできる。

そりゃそうだ、ただのBGMを流す作業だし。

いやぁ、なんだったんでしょう。

不安でしょうがないので、ノート一ページにタイミング、レベル、使うCDを一覧表にする。

最初にやっておくべき作業だね、コレ。(基本)








 さて、最終リハーサル。

ああ、そうそう、今回の裁判長役の人がつかうマイクを紹介するのを忘れていました。



いわゆるニコイチ(爆)

実は今回のミキサー、メインとサブに送るOn/Offスイッチはあるんですが、

個々には調整できないので、メイン用とサブ用にマイクを二本準備したんです。

SM58(マイクの頭が丸いほう)がメイン用、SM57(上の棒状のやつ)がサブ用です。

SM58は劇場の人にかりて、57は自分のです。

まさに苦肉の策。ちなみにテープは装置の人にかりました。







さて、ゲネプロ(最終リハーサル)。

仕事といえば、裁判長がしゃべる前につまみを上げるのと

SE、BGMを流すもの。

詳しく話すと

@始まる前のBGM(M0)

Aオープニングラストに目覚ましSE F.I〜C.O(カットアウト)

B一部 着信音1SE F.I〜C.O

C一部幕間 BGM F.I〜F.O

D二部 最初 着信音2 C.I〜C.O

E二部 幕間 BGM F.I〜F.O

F三部 着信音1 C.I〜C.O

G三部 BGM「雨」 F.I〜F.O

H三部 ラスト BGM F.I〜

Iカーテンコール BGM

コレと、マイクのつまみの上下。

一時間半でこれだけ。

要は簡単なんです、びっくりするぐらい。

あとはEQ(イコライザー:等価機 音質補正用)でハウリング(キィィィィィィンってやつ)が

おきないようにいじるだけ。

といっても高音を少し下げたらまったくおきなかった(卑怯)

ちなみに、頭だししたBGMはボツになりました(泣)

 ゲネプロでは特に問題なく終了。

あえて言うなら着信音SEの切るタイミングが役者の人と合わせるため難しいぐらいでした。





 さぁ、後は本番を残すのみ。

どうなる事やら…




















 で、本番(一日目)なんですけど、大遅刻!!

おきたら集合時間の五分前!!(爆)

猛ダッシュで京浜東北線に駆け込む!!

やっぱり徹夜はよくないなぁ…

今日は6:30からの本番なので、実際リハーサルをするぐらいだったのでそれほど問題ではありませんでしたが

そういう問題でもないんですよね…ふぅ。

 さて、ついに本番!!びっくりする事に102人ものお客さんが!!

おいおい…参ったなぁ、僕の想像では5人ぐらい来ていればよかったのに(爆)

すると考えていなかった事態が。

それはお客さんが音を吸収してしまうこと。

人というのはいるだけで音を吸収してしまうため、ゲネプロでの音より大きくしなくてはいけません。

もちろん僕もそれはわかっていたので、ゲネプロ時より全体の音量を上げたのですが、

それでも裁判長の声が前まで聞こえていなかったのです。

前の人には裁判長の声が役者さん以下にしかきこえない。

しかし、これ以上上げると後ろの人たちは裁判長の声がうるさすぎる。

しかし、前の人に聞こえないのではどうにもならない…

 悩んだ末、明日から裁判長の声も前(メイン)から出す事にしました。

もちろん、後ろからの方が大きくだすため、「自分の後ろぐらいにいる」という感じになります。

あくまでこれは前の方にいる人たちは除きます。

前の人たちは前からの音のほうが大きいでしょう。

しかし、聞こえないよりまし、ということで泣く泣く前から音を出す事にしました。

 しかし、大きな失敗もなく、一日目終了。二日目はどうなることやら。


9/5 劇団青春事情 第二回公演 「レインボウ」 その@

 7月の終わり、友達かつ先輩かつ年下のTからこんな話が。

「カーネル〜劇団の音響やらない〜?」

そんなわけで始まったカーネル初めての音響。

何から何までじぶんでやるのは初めてです。

浪人中に何回か手伝ったりはしましたが…


 八月最後の一週間はほとんど引越しと音響で埋まってしまいました。

お盆過ぎぐらいも何回か稽古にお邪魔しましたが…

本格的になったのは八月最後の週。

特にMTRを買ってからはマジェの後ろに乗せて稽古場まで持っていっていました。

やはりSEのタイミングを練習できるし、役者の人たちもSEが流れたほうが気分も出るでしょう。

それに、今回、裁判長役の人が声だけの出演になります。

その人にマイクに慣れてもらう為、すこし頑張りました。



 今回の舞台について説明しましょう。

「青春事情が五年間の沈黙を破り、このたび復活します。今度の舞台は法廷。

今日は新人弁護士、大竹の初裁判。しかし、その大竹の前に現れたのは美人検事。

その上、法廷には個性豊かな登場人物達。この裁判、ただでは終われない。

青春事情が満を持して、21世紀最初に贈るハートフルコメディー。(チラシから抜粋)」




 まぁ、「逆転裁判?」と思うのは仕方ないかと(笑)

今回、裁判長は声だけの出演です。

お客さんの位置が裁判長と被告人の中間ということなんです。

今回の舞台を図にすると

こんな感じです。

スピーカーの矢印が方向を表します。

今回裁判長の声をサブでのみ出す事にしました。

裁判長の声をお客さんは後ろから聞くことになります。

これにより、「自分の後ろに裁判長がいる」という演出になります。

BGM、SE(効果音)はメインから出しました。

唯一、ドアを開けるSE(裁判長入場)だけはサブから出しました。

裁判長とドアの音の位置が違うというのは問題ですからね。

また、これは結果の話になるのですが、

舞台の問題により舞台の前の人に裁判長の声が届きにくいということになってしまい

(サブスピーカーの前に出っ張りがあってサブの音が跳ね返ってしまい前に届きにくかった)

メインからも裁判長の声を出す事になりました。

もちろんサブからの方がレベルはおおきいです。

メインは客席の前の人用に、音の位置は多少気にしないで、ということになりました。

真中あたりの人には「少し後ろに裁判長がいる」という感じになりました。

客席後ろの人には大きかったかもしれませんが、役者の声が聞こえないという事はないので

良しとしました。

また、BGMはメイン≧サブ、目覚ましSEはメイン≧サブ、

着信音SEはメイン>サブ、ドア開閉SEはメイン<サブ…という感じで分けました。

これによりBGM・目覚ましは会場全体、着信音は前(舞台側)、ドアは後ろ(裁判長側)という

音の位置によるサラウンド効果が得られました。

 実はコレを提案したのは僕でした。

というのも、最初音響の仕事があまりになかったので、すこし面白くしようかなって(爆)

SE等がサラウンドになったのは自分でびっくりしましたが、

結果的には良い物に仕上がったと思います。





 稽古場にMTRとギター用のアンプ、そしてマイクを持ち込んで

裁判長役の人にマイクに慣れてもらうようにしました。

また、SEやBGMを流せる範囲で流して、僕もタイミングの練習をしました。

僕自身も良い経験になりました。MTRとはいえ、セットを組むことはそうそうありませんしね。





 今回、演出に人に頼まれたのは

・BGM(雨)

・SE(ドア、着信音1,2、目覚まし、雷)

・頭出ししたBGM。

というものでした。

雷は本番直前でボツ。

着信音1はスタジオジブリの「さんぽ」。

着信音2は電子音。

目覚まし、ドアは効果音のCDのを使う事になりました。

着信音はCDを探したのですが結局見つからず、自分で作ることにしました。

作るといってもマイクで携帯の着信音を取っただけですが(笑)

MTRにサンプラーという機能がついていて、

簡単に言えばボタンを押すと入れた音(「ピンポーン!」とか「ブー」とか「貴様はもう死んでいる!」とか)

を瞬時に再生してくれる、というものです。

入れる音はなんでもいいんです。音声からすこし長いBGMまで。

ループさせたりもできます。

そのサンプラーに着信音1,2、目覚まし、ドアのSEを入れました。

これにより、いつでもボタン一つでSEを出せます。

また、BGMを1/75秒単位で頭出ししたものを準備しました。







 この準備をしていたら朝になっていて、その朝は前日準備の朝でした。

徹夜で前日準備へ。

大丈夫か!?






P.S

 親方に脚立を借りました。

非常に役に立ちました。

ありがとうございました。


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